三廻部くるこは今日から中学生。コミュニケーション下手なため、せっかく話しかけてくれたクラスメイトとの会話も盛り上がらず…。思わずトイレに逃げ込むと、そこで学校の七不思議「花子さん」と「便器からのびる青い手」に遭遇。びっくりするくるこに対し、意外にも好意的な花子さん。実は、花子さんには「垢抜けて可愛くなりたい！」という夢があって…。花子さん、青い手、そしてくるこは、花子さん垢抜け大作戦を決行！

くるこに懐いた青い手は、ペットのようにくるこの肩に乗って過ごすことに。そんなある日、青い手の紹介で、七不思議「理科室の動く人体模型」と知り合うくるこ。放課後の理科室で対面した人体模型は、熱血体育会系のキャラだった！夜中に廊下を走って体力強化しているという人体模型と、何故か徒競走をすることになるくるこ。スポーツを通じて、人体模型とも仲良くなれるのか…？

今日は、授業で初めて体育館を使うことに。そこで、バスケットボールで遊んでいる七不思議「体育館の幽霊」と出会うくるこ。バスケがとても上手な彼に、こっそり教えてもらったり、試合で助けてもらったりするうちに、仲良くなるバスケ霊とくるこ。バスケ霊のお陰で、授業で大活躍したくるこは、クラスメイトとの距離も縮めることに成功！…するのか。

美術が苦手なくるこ。美術の授業課題の絵画を描けずに悩んでいると、青い手が、七不思議「動く絵画」を紹介してくれる。薄暗い廊下の突き当たりに掛けられている、大きな女の人の絵画。その絵画は、青い手とくるこの前で、めちゃくちゃ動き出した！美しいが、とてもナルシストな絵画に、タジタジのくるこ。果たして、美術の課題を無事終わらせることは出来るのか…。

少しずつクラスメイトとも打ち解けてきたくるこ。吹奏楽部の女の子からある噂を聞く。それは、誰もいない音楽室からピアノの音が聴こえたというもの。しかも薄暗い曲を繰り返し弾いていて怖いらしい。クラスメイトの悩みを解決したいくるこは、青い手に相談する。青い手によると、それは七不思議「ピアノを弾く幽霊」の仕業で…。放課後、音楽室へ向かったくるこが出会ったのは、とても優しそうな幽霊だった。

七不思議たちとの交流を深めつつ、クラスの子とも話せるようになってきたくるこ。そんな中、初めて通った階段の踊り場で怪しい大鏡を見つける。なんと、鏡に映っていたのは、くるこ本人ではなく、知らない女の子だった！鏡の中の彼女は、七不思議「踊り場の大鏡」。彼女は、くるこに、いろいろな勝負を挑む。勝負に負けると、鏡の世界に引きずり込まれるという噂に、怖がるくるこだが、鏡の少女は勝負ごとにとっても弱く…。